高校生のころ、大阪でトップクラスで治安の悪い地域でコンビニのバイトをしていた。
明らかカタギではない人と夜の関係のお店の人と外国人がお客さんの半分くらいを占めていた。
当時そのころはフジテレビの傾向報道で韓国への嫌悪感がネットを通して広まっていた時間でもあったと記憶している。
高校生の僕でも、もちろん韓国人に直接なにかされた訳でもないのに、いいイメージは持っていなかった。
外国人のお客さんが多い中で、韓国のおばさん四人組が観光なのかコンビニで買い物をしてきた。
そのお客さんたちは僕がレジを打ちやすいように丁寧に商品を置いていき、置ききった後は自分で買い物カゴを戻していって、最後に韓国語で挨拶をして帰っていった。
今まで見てきたお客さんの中で一番礼儀正しい人たちだった。多分初めてあった韓国の人たちだった。
僕が知っている韓国人のイメージは全てネットを通して伝わってきた偏りのある情報だったけど、認識が変わった。
もちろん韓国人の中に極悪人がいる、それは日本人も同じで、一部の礼儀正しい韓国人を目の当たりにして一括りにして韓国人は良い人って認識したわけではなく、僕がネットでつまんで手に入れた情報と実際にあった韓国人の人たちはイメージに乖離があった。
その時から、いくらどこかの国で悪い人がいて、その悪い人を例にとってその国自体が悪いと思うのはとても偏りのある考えてよくないものだと感じた。
もちろんこれから先も色々な国の悪い人たちの情報はメディアを通して伝わってくる。けど、その国の中にももちろん善人がいて「この国の人達は全員反日勢力だ」なんて思うのは間違っていると感じるようになった。